Dead Space

　Dead Space（アジア版）をお取り寄せ。



　日本ではCEROが演出表現の都合ですでに発売禁止処置をしており、EA側も「無理ッス」って早々に引き上げてしまったため、日本語版は発売される可能性がゼロになってしまった、というなんとも残念なことになってしまいました。

　さて、そんなDead Spaceですがどんな話かというと、惑星採掘艦USG石村が救難信号を出しているので、同社のシステムエンジニアのアイザックさん達ご一行が調査に来た、というお話。ちなみにこの石村（採掘艦の名前）には、ニコルというアイザックさんの（元？）恋人がいるらしく、救難信号の際にニコルが助けを求めてきているということで、アイザックさんはそっちのほうも気になるご様子。




　で、いざ石村に入ってみたらクリーチャーがわんさかのテンコ盛り丼だったというわけです。

　発禁の理由なのですが、おそらく「部位欠損を前提としたゲームシステムそのもの」と、時折出てくるグロ表現が主な原因かと、というかそれしかない。

　「部位欠損」とはその名の通り、手・足・頭。胴体等をぶっ飛ばして切断したりする事で、Dead Spaceの戦闘はコレを戦略に取り込んでいるため、この要素を取り除くことは出来ません。猛スピードでクネクネしながら突っ込んでくるエイリアンを肉塊に変えるには、まず足を吹っ飛ばして転ばし、その後両腕をもぎ取った後にグチャリと踏み潰す、までしないといけないのです。
　ここを削ってしまうと、製作者側の考えたシステムから完全に離れてしまいます。故にここを変更することはできないわけです。

　時折出てくるグロ表現ですが、こっちは色々。上記で言ってる部位欠損システム自体もグロいですし、そんな状況なので館内にいる方々も狂っちゃってる人もいるわけで（これにはちゃんとした理由もあったり……）。あとベイビーが触手生やして襲ってくるとか。

　しかしまあ月レヴィさん思うんですよね。一通りプレイしてみたけど「発禁にするほどかなぁー」って。クリーチャーはほとんどが元人間のモノなんですが、ほとんどが原型を留めてないし、ほぼ完全別の生物になっちゃってるので「人を打ち殺してる」っていう感覚がないです。というかこれで規制だったら映画の、例えば「エイリアン4」あたりと比べるとそっちのほうがやばいと思うのですが。

　というか個人的に「ゲームが（映画が）人の精神を脅かす」っていう論事態が「ありえねぇー」って思うんですけどね。自分3歳からゲームやってますが、その論理が成り立つとしたら月レヴィさんは今頃リアル殺戮魔王でムショ入り死刑待ちですよ。