Googleマップ ストリートビュー

　グーグルマップにて、「ストリートビュー」という機能が、8/5に新たに開始されました。

　これはいったいどんなものかというと、グーグルマップ上で人型アイコンのある場所から360度全体の実際の場所の画像を見ることができると言う、とんでもない機能です。

　どれくらいすごいのかというと、



　こんぐらいすごい。（場所は月レヴィさんが好きな場所、赤レンガ倉庫）




　一応、通行人とかの顔には自動判別でぼかしが入るようになっているようですが。ちなみにこの画像は自由にグリグリと動かせます。
　

　公道だけで撮影し、私道とか私有地などは対象から外れているようですが。問題があって路地の細道みたいな場所も撮影されていて、そういった細道沿いには民家もあり、表札とか思いっきり映っているものもあるんですよね。
　プライバシー権の問題とか、大丈夫なのかこれ……？
　Google側も、「問題の画像がある報告があったら対処していく」と言った感じで、要するに「言われたらやりますけど、言われなかったらずっとそのままです」ってのと同じで、自分からは何も動く気が無いみたいです。ほとんどやったもん勝ちですね。
　しかもこれは「インターネットにつながった人」にしか報告ができず、もしネットを使っていないって人の場合、自分の家の表札が堂々とネット上で表示されていることに気づくこともできず、間接的に知ったとしても報告することも出来ない、一方通行的な報告システムになっていて、ちょっと公平とは言いがたい。

　確かに利便性はかなり高いのですが、それに伴って生じるリスクがでかすぎると思うんですがね。
　だってこれほとんど個人特定が出来てしまうレベルじゃないですか。例えば、悪意ある人間が、陥れたい相手の住んでるところを大公開したりとか、簡単に出来てしまうわけですし。
　そういった危険があるというのがわかっているにも関わらず、事実上ほとんど対策らしい対策をしていないので、さすがにちょっと行き過ぎではないかなぁと思うのですが。
　「公道からしか撮っていないから、法律上はクリアしていると思う」だけではちょっと不味いですよね。

　ちなみに、自分が住んでいるマンションも思いっきりわかりやすく出てきました。自宅が鮮明な画像で特定できてしまうのは、あまり良い気分ではありませんね。