最悪の19年度

出張から帰るのは6日の予定であったが、今日の午後に帰ってきました。

昨日の夜9時のこと。
仕事が終わり、いつものようにコンビニに寄り夜ご飯（といっても味噌汁だけだが）と次の日の朝ご飯を買ってきて、部屋でくつろごうと思った矢先。

携帯に着信が。相手は「公衆電話」。

電話してきたのは、ウチの母であった。
なぜ携帯じゃないんだ？　疑問もあったが、そんなことはすぐに忘れてしまった。

「お父さんが、胸が痛いって救急車で運ばれた！すぐ帰ってきて！」

一瞬、目の前が真っ暗になった。
が、すぐに気を持ち返し、話を聞く。

呼吸気管系の梗塞であった。
血液が固まって詰まり、筋肉が石のように硬直し、呼吸が出来なる病気。

母が夜に買い物に出ようとした直前に、２階から降りてきて、すぐ「胸が痛い、救急車を呼んでくれ」と頼んだらしく、そのまま隣の市の大きな病院へ運ばれた。
助かったとしても心筋梗塞や脳梗塞といった合併症を引き起こす危険が高く、市内の病院では心臓専門の治療ができる医師がいないらしく、隣の市の病院まで行ったらしい。

運ばれてきて、すぐに病室に移され、そこでまず血液の管を太くする薬と、固まった血液をサラサラにするための薬を投与された。

心臓が止まり、すぐに電気ショック蘇生を施される。
幸い、心臓は再び動き、脈も回復した。
しかし、心筋梗塞、脳梗塞の危険は高いままで、もしもう一度、そのどちらかを引き起こした場合、高確率で死に至る、とも言われた。

ここまでが、今朝５時くらいに自分が聞いた話。

前日のPM9時にその話を聞いた直後、すぐにホテルはチェックアウト、残り日数はキャンセル、飛行機の手配をした。
気が気でなかった。相変わらずローカルの路線のおかげか、飛行機の空席はいっぱいあったので、すぐに予約、その場で購入手続きもした。

そして今日、帰って来た。
急ぎたくても、急げないもどかしさ。
電車で1時間半、タクシーで20分、空港で1時間半待たされ、飛行機に乗って1時間、その後また電車に乗り換え1時間……気持ちは焦るが、焦ったところで早くはつけない。
なぜ、こんなに離れた地で仕事をしているときに、こんなことが起こるのか……

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病院から帰ってくる途中の母と、駅で合流した。

今日聞いた医師の話では、ひとまず心筋梗塞の危機は去った、とのこと。つまり、一安心である。
ただ、個人的にはそこで終わりとは到底思えず、まだまだ危険な感じはすると思う。
今日これから見舞いに行ってくるが、そのときにまた詳しい話を直接聞くつもり。

さて、父がこうなった最大の原因は、「喫煙」であるときっぱり言われたようだ。
だからあれほど「喫煙はやめとけ」と、何度も言っていたのに……
少々可哀想な気もするが、家にあるタバコを全て処分させてもらうことにする。どの道、家には父以外に喫煙をする人間はいない。
喫煙をしなければ同じことにはならないとは言い切れないが、だが喫煙を続ければ可能性は格段に上がることになる。
止めない理由は無い。

とりあえず、当面の命の危険は去ったので、ほっとしている。
しばらく油断はできないが…

とりあえず、ここ一ヶ月、GWが終わるくらいまでは、遠出の連泊出張はさけてもらうように頼んでおこう……