だらだらと帰る

今日は暇だったので、髪きりに行った。
ウチの会社の入社式も終わったことなので、髪も染めてみた。

で、妙に鞄が重いと思ったら、D80入れっぱなしにしていた。
せっかくなので、帰り道に適当に撮ってみる。
（サムネイル画像クリックで大きく表示されます）

と、帰り道とは言えども、時間は既に5時を回っていた。
いけない…太陽がサヨナラしちゃう……！

はやる気持ちをおさえ、バスを待つ。

おかしい…22分に来るのバスが、30分過ぎても来ない……しかも10分頃から待ってると言うのに。
よくあることなんで驚きませんが。
正直、なんで定刻どおり来ないどころかバス一本丸ごと来ないなどという事態が頻繁に起こるのか。納得のいく説明を求めたい、京急バス。
まあ何言っても「掛け合ってみますから」と返されちゃう、京急クオリティ。運転手もこれ言えばその場は済まされるみたいになってて腹が立つ。もう何年も体質一向に変わってませんがね。
ちなみにその22分に来るべきバスは、結局来ませんでした。

そんな不満を漏らしつつ、結局20分以上待たされてやっとバスに乗る。
で、せっかくだから、俺は終点まで乗るぜ！　ってことで、いつも降りるバス停から4つ離れたところに降りる。

そこから、ダラダラと歩きながら撮っていこうかなと思い……



漁港なので、船とかいっぱい。
帆などの支柱が電柱とかミラーとかと同じくらいの高さのものが多くなるので、目の前の視界はゴチャゴチャとしている。

これでも昔は栄えてたそうだが、今はそんなことはない。
市の財政のやりとりがヘタクソ過ぎるので、赤字は増える一方。
あまりの財政難から、今年から課税が一気に1万円も増えた。
わが町の特徴は、財政難のクセに、いらない施設を作るのは大好きな点である。
港を改増築した観光名所とか、市の端っこにあって非常に通いづらい市民体育館とか。
人口も年々減っている。確か月レヴィさんが小学生だった頃には約65000人ほどいたはずである。それが最近ではわずか40000人らしい。10年で随分と減ったものです。若い人はわりと近いところにある都心へと出て行くだろうし、お亡くなりになられた人も多いし。
活気もないし、市民もすでに諦めモード。
たぶん、全国の地方市町村はみんなこんな感じなんじゃないだろうか？

　

……太陽が沈み、夜になりつつある。暗い、辺りがどんどん暗くなっていく。
桜がまだ咲いていた。さすがにもう満開ではなく、ちって葉がでてくるところだが。
桜と言えば満開の桜だが、月レヴィさんはこの桜の花びらと若葉が入り混じっているところが結構好きだったりする。
ほら、花だけだと全部同じ色で、なんか面白みがないじゃないか。このなんか混じってる感じがいいんだよ。

菜の花はどこにでも咲くもんだね。ここ海岸の埠頭近くだと言うのに、コンクリートといガードレールの隙間から顔を出していた。
最近の植物はやたらと生命力が強い。アスファルトに咲くのは雑草だけじゃなく、大根やにんじん、キャベツがもりもり出てくる時代です。

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そんなわけで、帰り道の途中にパシャってきたわけですが。
あんまり面白くは無かったなぁ。時間も遅かったから、すぐにシャッター切れるような光源が確保できない状況になっちゃったし。

久しぶりに自分の住む町歩いてみたけど、また過疎地に一歩近づいたかなというのが感想。
シャッター下りてそのままになってるであろう廃屋が、またいっそう増えていた。記憶の中にそのお店がまだ商売やっていた時期を覚えているだけに、なにか町としての終着へどんどん進んでいるんだなぁっと感じた。
あと20年もすでば、無人の街になるんじゃないかな。ひょっとしたら。