ランボー４ 最後の戦場

　もう２週間ほど前なのですが、見てきました。
　今回の舞台は、まさに旬な場所「ミャンマー（ビルマ）」。

　それにしても、スタローンも老けましたな……まあ中々の高齢にいっちゃってるのでしょうがないのですが。
　それと「ランボーのスタローン」って、細身で筋肉質っていうイメージがあるんですが、ランボー4のスタローンは、ムキムキの大男になってました。しかも人間嫌いになり寡黙な性格となってしまったため、セリフもほとんど喋らず、無言のシーン（代わりに“目”が語る）が多い。ランボー怖いよランボー。

　気になる映画の内容でしたが。

　お話の流れとしては、現実が見えない熱心な信教徒連中がミャンマー（ビルマ）のとある村に行って軍につかまり、それを助けに行く為に雇われた傭兵集団と一緒にくっついていった道案内のジョン・ランボーたちが活躍する救出劇って感じなお話。
　
　か、書きにくい……感想書きにくいよ……

　というのも、ストーリーの流れがあまりにも淡々と進むので、先が予想できてしまうんですよ。
　一種の「お約束」に沿った進み方をしているわけで、
ヒロインピンチ→ランボーが敵の後ろから暗殺する
みたいな感じで「ここで来るだろ、常考……あ、やっぱりきた」ってなるわけですよ。
　ランボーが銃座に座れば、銃座補正で命中100%　回避率95％になったりしますから。
　これって正直……いやなんでもない。


　そういえば小ネタが。
　元SASの傭兵が不発弾見て「こいつは一体なんだ？」って聞くんですが、実はそれは大戦中にイギリスが落とした爆弾だったって話。
　ちなみにSASは、イギリスの「世界最強」と恐れられた特殊部隊です。
　ついでにいうとその爆弾は、存在自体が「俺、ストーリーが山場になったら、爆発するんだ……」と言ってました。

　あと傭兵の一人である「スクールボーイ」がいつ死亡フラグ立つかとヒヤヒヤしました。結局一番安全なポジションにいましたが。
　「若い」「結構良いやつ」って時点で、フラグアンテナがビンビンしてましたから。

　それと、ラストでジョン・ランボーは故郷へと帰ったのですが、そもそもランボーはその故郷の地元警察から迫害を受けてたわけで、それっていいのかなぁとも思ったり。


　小ネタついでの話ですが、舞台となったミャンマーでは、この映画を見たり入手したりすることを強く禁止しております。まあ当たり前と言えば当たり前ですが。
　でもやっぱりどこかからかコッソリ違法に入手してくる輩もいるらしく、現地民からにしてみれば憎きやつらをブチ殺してくれるランボー4は、密かに人気だとかどうとか。
　現実は、このランボー4のミャンマーよりもさらに輪を掛けて酷い、とも聞きますし。