Braidは全てが「パズル」

　本当に寒いな最近！

　ウチのマンションは温まりにくくさめにくい冷めにくい少し昔のマンションなので、冬場は凍えんばかりの冷え込みになります。場合によっては外よりも寒くなります。反対に夏場はウンザリするほどの気温にやられますが。

　オーバーロードは少しだけやりました、撮ってませんが。
　ライフフォース集めと装備品検証をしなければならず、動画にするにはあまりにも退屈なのでまだ手付かず状態です。お送りするときはダイジェストでやって生きたいと思います。
　一応方向性みたいなものや、生贄ミニオンの割合で大体どんな風になるのかっていうのはつかめたので、あとは本チャンでやるだけになります、もう少しお待ちください。


　さて、そんな中先日XBLAのとあるゲームが一時的な値下げ状態となりました。
　ぱっと見、「ん～微妙そうなゲームだなぁ」と思ってとりあえずお試しでやってみたんですがこれがまた大ハマリしまして。




　それがこの今日の題名にもなっている「Braid」。
　実に精巧かつオーソドックスな作りをしているパズルアクションで、価格がMSポイント1200。ただ上記の通り一昨日までは特別プライス800Pで購入できたので、かなりお買い得となっていました。

　このゲームはですね、色々と衝撃的でした。
　グラフィックはどこか幻想的、その世界観によく合うBGM。そして「掴み所の無い雲のようなストーリー」。
　物語は「主人公ティムは、さらわれたプリンセスを助けに行く」という一見どこにでもあるような話。それ以外には「時を巻き戻す能力」というものの他に、情報らしい情報は「最初は」一切プレイヤーに与えられません。
　プレイヤーはティムとなって、それぞれのワールドに赴き謎を解きながら「パズルのピース」を集めてパズルを完成させていかなければなりません。

　さて、のっけから予想外のことが起こります。
　このゲーム、ワールドが1から6まであるのですが、まず最初に行くのは「ワールド2」から。まずこの時点で「？」が頭に浮かびます。そして本を開くと物語の文章が空に浮かびます。その文章からストーリーを汲み取っていくわけなのですが……

　そのストーリーがですね、とにかく「謎」なんです。なんというか、象徴的であり、どこかで繋がっていたり、しかし支離滅裂であったり。本で得られるストーリーそのものも、まるで「パズル」。
　「Braid」の中でティムはパズルのピースを手に入れていきますが、プレイヤーは「ストーリー」という名のパズルピースを先のワールドに進むごとに手に入れていくということなのかもしれません。

　そして衝撃のラスト展開、さらに続くエピローグで語られることは一体。
　製作側が、様々な考察が出来るよう広く深く幅を残しており、その芯となるようなお話は一切してきません。なので攻略した我々プレイヤーが物語中の単語を「ピース」に見立て、それを完成させることがこの「Braid」の最終的な目的となるのかもしれません。

　自分は攻略は既に完了しているので結末を見ていますし、なおかつ隠されていたストーリーも全て把握しました。僕のパズルのピースは集まりましたが、結論は……纏まりませんねきっと。
　「物語の芯」という重要なピースが「存在していない」ので、残る部分はある程度想像するしかないのです。
　例えるなら「ほぼ完成しているパズルなんだが、窓の外に当るピースだけが無い」という状態。そこに埋まるはずのピースは何が描かれたピースであったのか。抜けるような青空か、明るい色の向日葵畑か、コンクリートジャングルか、いや炎が舞う地獄かもしれない。そういう「想像」することが必要なため、「Braid」をクリアした人の中の結末は、それぞれ千差万別かもしれません。

　一応、たぶん正解であろうことを指す単語はでてくるのですが、自分はまだ一部判らないモノがあります。
　その辺の考察は別の機会にでもまた書きたいと思っています。

　とまあ長々と書いてしまいましたが、肝心のゲームの内容はそれなりにやり応えがあります。色々と試していけばそのうち進み方が閃きます。自分もいくつか詰まりかけましたが、やってるうちにその答えが出てきました。難易度的にもそんなにイジワルなことはしてないので、「あぁ、こんなことだったのか！」と判ってしまえば簡単なものばかりです。

　もし興味を持ってくれた人は、ぜひプレイしてみてください。
　ただ今はすでに1200Pに戻ってしまっていますが……
　ボリューム的にはもうちょっと欲しかったかなぁって思います。ストーリーの長さはちょうど良いのですが。